I think that that that that that boy used was wrong を訳してみよう!



さて今回は I think that that that that that boy used was wrong を訳してみます。

 

初めてみるとギョッとするけどネットでもよく見るやつだよね。

それをいっちゃおしまいよ^^

 

目次

 

はじめに

初めてこの文をご覧になる方はぜひご自分でどういう意味になるかクイズ感覚で考えてみてください。

 

この後,5つの that の役割の解説がありますが,まどろっこしい説明なんていいから答えがみたいという方は次の大見出し1を飛ばして大見出し2「訳してみよう」をご覧ください。

 

分解してみよう。

どういう意味になるか検討するためにこの文を分解してみましょう。

 

分解にあたり that に番号を振ります。左から that No. 1,2,3,4,5 とします。

I think that that that that that boy used was wrong.

    1 2 3 4 5

 

that No.1

I think that that that that that boy used was wrong.

これはおなじみ I think that の that で「接続詞」で,もう少し細かいところでは「従属接続詞」です。

 

この場合は I think が SV,that 以下が Oで目的語になっているため,

I think が主節(メイン)で,この that 以下が従属節(サブ)です。

 

いずれにしてもこの that は訳には出ず,ただ節と節をつなげているだけです。

 

that No. 2 

I think that that that that that boy used was wrong.

この that は”あの” that です。

文法的には指示代名詞の形容詞用法などと呼ばれているようですが,「あの」とだけ分かればOKです。

 

that No.3

I think that that that that that boy used was wrong.

この that は...that です

ゴリさん,やっちまったな。「この that は...that です」って,知ってるよ!

いや,ちょっと話を聞いて^^

 

この that は 「少年が使った that」ということで,たとえば「この that の用法教えて」と同じような that の使い方です。

 

that No. 2の「あの」がこの that を修飾して「あの that」となります。

 

that No.4

I think that that that that that boy used was wrong.

この that は that No. 3「that」と that No. 5 that boy をつなぐ「関係代名詞」です。

この that は関係代名詞だから省略可能がだよね?

省略すると that が1個減っちゃうから...

 

that No. 5

I think that that that that that boy used was wrong.

もうさ,上でさ,「that boy」って言っちゃってるし。

というわけでこの that は that No. 1の再来で「あの」です。

 

訳してみよう

では以上を踏まえて訳してみましょう。

 

I think that that that that that boy used was wrong.

 

= あの少年が使ったあの that は間違っていると思う。

 

 

発音について

Google翻訳で発音を聞いてみました(こちら)。
感想は「いや,そうじゃなくて」でした^^

もう少しアクセントをつけて that No.1(接続詞)とthat No.4(関係代名詞)は弱く,that No.1 と that No.5(「あの」)を強く,that No. 3(「that」)をそれなりに発音すると分かりやすいんじゃないかと。

 

あとがき

たくさんの that はもうたくさん,ということでお後がよろしいようで。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡