目次
今回のテーマ
今回のテーマは”一般動詞の肯定文(現在形)”です。
加えて”5文型”についても概説します。
一般動詞とは
一般動詞というのはずばりbe動詞(is, am, are)以外の動詞全部のことです。
run, go, take, get, walk, eat, have ..... ぜ~んぶまとめて「一般動詞」。なので「どれが一般動詞か」を覚えるというよりも be動詞を全部覚えちゃうのが手っ取り早いです。
そして安心してください、書いてますよ!be動詞についての別記事を!
一般動詞の肯定文(現在形)
さっそくだけど、肯定文って?
英語の文には、
*肯定文
*疑問文
*否定文
という分類があります。疑問文は「質問をするための文」、否定文は「”~ではない”と内容を否定する文」です。そして肯定文というのはその名の通り「内容を肯定する文」を指します。「~です/~する」というのが基本的な意味になります。
今回は取り扱いませんが、疑問文は「~ですか」、否定文では「~ではありません」を表します。
文型について
肯定文、疑問文、否定文という分け方とは別に英語には文型という分類があり、全部で5つの文型があります。
具体的に文型って何?
文型というのは 主語、動詞、目的語、補語という文の要素の並び方のことをいいます。
これらの要素はそれぞれの頭文字をとって主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)と略されることが多いです。
5つの文型
5つの文型とはふつう次の5つを指します。
第1文型:SV
第2文型:SVC
第3文型:SVO
第4文型:SVOO
第5文型:SVOC
本当にこれだけ?第6文型とか、第5.5文型なんて隠し玉があったりとか?
しないっす(笑)
これら5つは基本文型と呼ばれています。
この5文型は「動詞(V)が主語(S)以外にどんな要素を持つか」という基準での分類方法です。
では各文型についてどういう文なのか簡単にみていくことにしましょう!
第1文型(SV)
第1文型は主語(S) + 動詞(V)で構成される文のことで次のような文が該当します。
(僕は歩く)
2. They go to school everyday.
(彼らは学校へ行く)
ちょっと待って。1番は確かに SV だけど、2番の to school everyday が無視されているのが納得いかないんだけど?
あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。
...という”わからない人は置いてきぼりな”冗談はさておき^^、to school everyday は to という前置詞です。
そして前置詞の影響を受けている部分は文型の要素になりません(この文では to schoolが前置詞 to の影響下にあります )。
さらに everyday は副詞です。副詞も文の主要な構成要素(S, V, O, C)になることができません。
ですから They go to school everyday の文型はSVになります。
文の構成要素になることができる品詞とそうでない品詞というテーマで別の記事を書いてますのでよかったら合わせてお読みください。
go(行く) 単独よりも
go to で「~に行く」と覚えて,さらに
go to school で「学校に行く」
と覚えると school を入れ替えるだけで他のものにも応用可能になります!
第2文型(SVC)
第2文型は主語(S)+動詞(V)+ 補語(C)で構成される文です。
補語はSV、SVOだけでは意味が不完全な場合にそれを”補う”ための語句のことです。
えっと、この説明で補語が何かわかる人って天才じゃない?
そうだよね~
SVC において補語(C)は「Sの状況や状態などを表す語句」になっています。そして最も大事なことは SVC では S=C となっていること。
SVCの文の多くは be動詞の文ですが、一般動詞を使う SVC の文もあります。
I am a translator.
(僕は翻訳者です)
He remains silent.
(彼は沈黙したままだ)
(S=C なので I = a translator)
(S=C なので He = silent)
2番目が一般動詞で SVC になるパターンというわけね。
Exactly!
第3文型(SVO)
第3文型は主語(S)+動詞(V)+ 目的語(O)で構成される文で次のような文が該当します。
(僕はペンを1本持っている)
2. We love music.
(私たちは音楽が大好きです)
1番目は I(S)、have(V)、a pen(O)でSVO。
2番目は We(S)、love(V)、music(O)でSVO。
どちらも主語+動詞+目的語となっていますね。
ここでワン🐾ポイント!
第1文型SVのように目的語をとらない動詞を自動詞、
第2文型SVOのように目的語をとる動詞を他動詞
と呼びます。
第4文型(SVOO)
第4文型は主語(S)+動詞(V)+ 間接目的語(O1)+直接目的語(O2)で構成される文です。
間接目的語は「(人など)に」に相当する部分で直接動作の対象とならないもの、
直接目的語は「(物など)を」に相当する部分のことで直接動作の対象となるものです。
この例でいうと give(あげる)という動作の直接の対象となっているのは a pen でこれが直接目的語。
一方、you はgive(あげる)という動作の向け先に過ぎません。こういう目的語を間接目的語と呼んでいるというわけです。
第4文型では必ず間接目的語 -> 直接目的語の語順になります。ですから I give a pen you という語順は X です。
(君にプレゼントをあげよう)
2. They teach you English.
(彼らはあなたに英語を教えます)
1番目は I(S)、give(V)、you(O1)、a present(O2)でSVOO。
2番目は They(S)、teach(V)、you(O1)、English(O2)でSVOO。
1番目はともかくとして2番目の例文がなんか微妙(特に訳)。
確かに訳は微妙なんだけど文型の”形”を明確にするためなのでご勘弁を^^
ちょこっとメモ:訳について
文法に従って英語の単語を日本語の単語におきかえた”教科書的な訳”は意味を伝える方法としてはイマイチではありますが、文法を学ぶ上では必要じゃないかと思います。
たとえば2番目の文は文脈によっては「あそこは英語を教えてるんだって」とすることもできますが、これではSVOOがどこにあるのかがさっぽりです。
第5文型(SVOC)
第5文型は主語(S)+動詞(V)+ 目的語(O)+補語(C)で構成される文です。
そして第5文型(SVOC)においては O=C またはOが主部(意味上の主語)でCが述部(意味上の述語)となることが重要な点です。
(僕は彼をトムと呼ぶ)
2. He let me do that [私(me)がそれをする(do that)]
(彼は私がそれをするのを止めなかった)
1番目は I(S)、call(V)、him(O)、Tom(C)でSVOC。
(O=C なので him = Tom)
2番目は We(S)、consider(V)、him(O)、funny(C)でSVOC。
(O=C なので him = funny)
日本語訳と見比べながら O=Cを確認してみてください!
まとめ
今回は一般動詞の肯定文と5文型について急ぎ足でみてきました。
それよりなにより、この記事は一般動詞、肯定文、5文型とさすがにちょっと詰め込み過ぎたんじゃない?
うん、ごめんなさい(反省)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡